数字は,青空文庫全作品中での総利用回数です。総索引
~したら ~したる しっかり~ ~しっかり ~してる ~しない ~しなかった ~しなかつた ~しなく ~しなけれ
しばし~
しばしば~ ~しばしば しばらく~ ~しばらく しま~ ~しまい しまいに~ ~しまいました ~しまいます ~しまう
5 暇を
4 別れを, 間は
2 がる, 宿に, 沈黙, 間でも, 間の
1 [75件] あいだたたずん, ことと, ことなりき, ご辛抱, しじまを, ところお待ちを, わかれを, 不埓, 事なりき, 交わりに, 休みも, 休をだに, 別れ, 別れだ, 別れと, 別れの, 別離も, 勇みを, 務にとて, 務めにとて, 告別かたがた一夜帰京し, 夢の, 夢まどろま, 夢嵐の, 対面を, 年間は, 幸福を, 彼の, 後で, 後彼等は, 御謁, 御辛抱, 快眠を, 息ぬきに, 感慨をと, 憩いと, 戯れと, 手數も, 放浪を, 旅の, 日, 日全く, 時を, 暇をと, 暇乞いを, 沈黙の, 猶予と, 猶予を, 生命を, 程ぞ, 腹だちとを, 身を, 辛抱百両の, 退屈から, 過渡期である, 間, 間この, 間この世から, 間その, 間に, 間のみ, 間も, 間ものが, 間わが, 間存分な, 間御, 間恍惚と, 間悩み深, 間沈黙が, 間無言であった, 間身に, 間身を, 間陽なたぼっこ, 間黙っ, 隠れ家として
4 途方に
3 物も
2 あれよ, 人の, 口の, 笛の, 茫然たる, 顔を
1 [70件] かくて, この青年, これへ, さしうつむきて, せんこく, その恨めしき, その言葉, その詩句, それもて, ただなつかし, ためら, ためらいしが, ともにかたらまし, なにを, ねえん, ぼんやりと, 一人の, 両方で, 二の句の, 何か, 何の, 何事をも, 光り輝く, 共に言, 出し抜かれたよう, 分らなかった, 去りがてな, 呆れしが, 呆然と口, 唖然たる, 声も, 夢心地せり, 嬉し涙に, 安き心, 寂しい暮し, 庭の, 忍べ程, 我に, 放心し, 日月も, 机に, 止まなかった, 母は, 永久の, 浮み, 涙雨の, 燭を, 物が, 痛さ, 眼の, 笑いが, 笑いも, 考えること, 胸が, 若きこころ, 見られるので, 言葉なかりき, 言葉も, 詞も, 諸先生方, 越し方のみ, 返す言葉, 遊ばる, 雲の, 静であった, 静まりかえられしが, 頭を, 飽かぬ心地, 鬱さを, 鳴りも
2 場に
1 [13件] なすところ, 下蔭, 夕は, 惨憺たる室の, 扱いに, 根本, 煩悩を, 生命は, 細き目, 背後から, 血管内に, 行を, 顔を
2 程は
1 [12件] あいだじっと, なく, にぶりがち, 塩野を, 程あれ, 程この, 程なり, 程に, 間とて, 間に, 間の, 間庭の
2 名あがり
1 かなと, くつろぎを, まちを, 二人だけの, 体を, 別れいたしま, 憩いあっては, 憩いの, 控え下さいこの, 身おまかせ願わしゅう
1 [11件] おのづか, ぎやかなりし家の, して, その影響, 一種の, 何かしら深い, 出て, 思ひ合, 於ても, 至るまで, 遺憾なく
1 さびしき音, まま出, 二人を, 人格論の, 女は, 少年と, 景色に, 本城を, 杜かげに, 通りの
2 光蔽へ
1 しんともの, 利用し, 委せるかの, 待つ間, 村の, 注意し, 連翹色に, 集めて
2 のまま
1 がつづいた, だった, でつっ立っ, にて君子, にな, のまま顔, の熱涙, やにはに談話一歩
1 ていうよう, ておさなき, て今, て囲, て女の子, て止みぬ, て見れ, て雪子
2 をつぐんだ
1 がふるえ, が利けない, の中, もきけない, をつぐん, 籠りて
4 ていた
1 ていました, ている, て歩いた, て源三
1 惚, 或は賺しつ, 赤子の, 銀座街頭の, 面すらも, 鳴を, 黙々として
1 にてお待ち, にとどまりぬ, に留まりぬ, も武装, をまもりゐたる, を忘れ, を見送り
2 見れば
1 ありて, なお無礼, まって, 引留られし, 惜む心や
1 と目見, どろみぬ, をとじ, を注い, を流すべき, を疑っ, を閉じぬ
1 の心, の手先, はうっとり, は石, は電車, を混亂, を睥睨
3 もなかっ
1 がなかっ, なくながめ入りぬ, なし, をとどめ
2 のほどを, を
1 を願う, 下さい
1 てこの, てまた, てや驚かすべき, てモゾリ, て人, て山ぎ
1 して, 女を, 考えこんで, 考えに, 膝の, 見据えて
1 ともこの, とも光榮, とも坤竜, とも汝, とも面せよ, と一国
1 この身, 油断すべからず, 眼は, 耐らず, 遅疑せ, 離れずに
2 をのん
1 なく立てる, もえ, もない, を呑ん
1 がつづいた, が続い, が続いた, が落ちた, して, のあと
2 とし
1 たりし, として突っ, として自動車, の態
1 休息なされ, 休息なり, 猶予を, 養生の, 養生を
1 に切り倒された, に待っ, に月影, の御堂, は雨
2 眺めたるに
1 つりがね, クニッペルスボロの, 水晶の
1 にくれ, にふけっ, にふけった, に沈んだ, ののち
1 たりし, とし, としたる, としてい, として沈吟
2 にとられた
1 にとられ, に取られ
1 案じて, 沈んで, 考えて, 見守って
1 すばしこくその, だを, にじみ出るもの, 察しますと
1 が肝心, にご, にてお待ち, に彳
1 なり平均を, の動すべ, やうな, ような
2 で合羽
1 で, でいる
1 して, しながら, す, を楽しん
1 と息, をこらし, をつい, をひそめ
4 を捨てよ
1 は棄てじ, れを, を宿しき, を載せ
1 ていたらしい, ていられた, ておられました, てみる
1 もやまなかった, も止まず, も止まない, を静め
1 ていました, てしまう, て月, て語らず
2 して
1 のうち, をつづける
1 じゃ, なり, 辛抱に
1 も, もそ, も離
1 オハチへ, 伝六を, 所謂事変後の
1 すらひ, すらへなう, どかせ春
1 ことながら, 手もとに, 目を
1 の後姿, の相手, は言葉
1 なき所, の親, を遠ざけ
1 その後ろ影, 目を, 道の
1 かし若き, しばし, 汝に
1 てしまった, てほのぼの, て靉靆
3 てまた
1 をつぶっ, を閉じ, を離さなかった
1 て, てみる, て居た
1 に沁み, のまわり, をよす
1 も上げない, を上げず, を見合わし
2 して
1 してから
1 をみし, を忘れ居たる
1 ことばも, ことばを
2 しよに
2 ふ夕
1 もない, をとぎっ
2 月影
1 ふたりの, 見守って
1 らひゐ, らひ居る
1 ていた, ている
1 たひしが, たふ紅
1 てしがな, て十兵衛
2 かをうち
1 忘れさせるが, 抱き合
1 に日, に滿
1 なりき, 速かに
1 地は, 潸然として
2 で黙る
1 の, の皇居
1 もわからなくなる, をか考
1 も打, をか打
1 のあいさつ, の姿
1 にゆだね, に預ける
1 とし, としてそこ
1 をつぐみ合っ, を噤み
1 の世界, 結ぶやう
2 な沈黙
1 を下す, を思ふ
1 の膝, は黙祷
1 の面影, はやがて
1 になる, を見送っ
1 遠慮申し, 門前を
1 の憂さ, を乱し
2 がむ
1 を忘れ, を移した
2 を留むる
1 しながら, に就く
1 というもの, 絶えて
1 から面, の上
1 佇んで, 對し
1 をしかめ, をよせ
2 して
1 はいま雲, を見上げた
1 へゐし, へ込みし
1 をおろせる, 斬と
1 かへど, つまりて
1 あらためていました, ていた
1 ていた, てぼんやり
1 を留めさせる, を駐
1 した, と戦慄
1 にす, に口
1 もあげ得なかった, を両手
1 がなかっ, が無
2 を満たし
しばしあちらで御, しばしありけるほどに父, しばしありし所の, しばしいさかいをした, しばしいのちを許せ, しばしいはぬ心を, しばしうごくまいぞ, しばしうつ向いていた, しばしうなだれていた, しばしうらみて消え, しばしおおわれてくすぶっ, しばしおこたりざまに, しばしおせんは俯, しばしおのれを収め, しばしおまへに与, しばしおん身が許, しばしかくまひ, しばしかく口を, しばしかの子が髪, しばしがほどこそ多勢を, しばしがほどにいたく衰, しばしがほどにて後には, しばしくつろぐ然れ, しばしぐったりとなった, しばしこうして雨を, しばしこぐ手を, しばしこごるな, しばしこそ我れ, しばしこの世にも奇怪, しばしさびしくつぶやける, しばしさき我かの, しばしささやくほどに伯, しばしさし俯向いて, しばしさまかえぬほど, しばしさめて現実, しばししずかにわが, しばししばしかく口を, しばしすれすれになっ, しばしそこらの民家, しばしそれを見送っ, しばしたたずむや誰, しばしためらいつ言い難き悲哀胸, しばしためらったが, しばしたわごとして, しばしだに居よ, しばしちやるめら, しばしつづいたのちただちに, しばしつばめのゆくえ, しばしであったに関ら, しばしでも人事を, しばしとだえぬるに庭, しばしとつおいつ躊躇し, しばしとてお秋, しばしとてこそ立ちとまりつれ, しばしとどまりてこの, しばしとも引きとめて, しばしどよめきが鳴り, しばしなと渇仰, しばしなつかしそうに, しばしなりし謙三郎は, しばしにはたたき屋根, しばしにまで感じられた, しばしにらみ合いの体, しばしのほどには帰りなんと, しばしばいへり今更, しばしばかりた, しばしば声を高めた, しばしふたりの針目博士, しばしほんのもうしばらく辛抱, しばしぼうぜんとしていました, しばしぼうぜんと気を, しばしぼんやり立って, しばしまがひし, しばしましろの露, しばしまじまじと名人, しばしまたせ給へ, しばしまてこの歌, しばしまで愛の, しばしまどろみしが目, しばしまどろみぬと思う, しばしまどろむつもりだろう, しばしまゆをひそめ, しばしむづかりたれどめまひのすれ, しばしむなしく風ふき, しばしものいわざりしが, しばしやすめて又, しばしやすらう二人の, しばしやっとのこと, しばしやりながら入口, しばしよと思へば, しばしわしの縄, しばしわすられぬ歎き, しばしわたり合っては逃げ, しばしわれらの言葉, しばしわれ木戸の前, しばしオウギュスト・ロダン氏の墓, しばしジッと見守っ, しばしナイフを逆手, しばしノビテしまったの, しばしハンカチをひねっ, しばしフッと我, しばしボンヤリして, しばしポカンとしていました, しばしマヌエラの顔, しばしメーリオネース迫り來, しばし一座を睨みつ, しばし一息を入れ, しばし一筋の理屈, しばし一行の様子, しばし万一敵だったら, しばし三日月の光, しばし上りて山上, しばし下なるは, しばし不気嫌の, しばし不動の姿勢, しばし世を忍ぶ, しばし両腕を, しばし中将の行く, しばし乾雲丸の皎身, しばし二の句が継げず, しばし二階の障子, しばし京にも鎌倉, しばし京大阪で気, しばし亮の寸命, しばし人形でない瓊子, しばし人霞の上, しばし今来たばかりの, しばし仮寝の姿, しばし伏せましたが, しばし休まむとするにいと, しばし休らへり, しばし休憩をし, しばし伸子の額, しばし佇んで眺め, しばし佇立して, しばし佇立めり, しばし余は名古屋, しばし余念もなく, しばし例に引け, しばし兵馬に良き, しばし其の場に, しばし凋然とし, しばし凝然とそれ, しばし別れを惜ん, しばし剣箭を休め, しばし動こうともしなかった, しばし千浪をこの, しばし南大門の前, しばし厳粛な顔, しばし取付端に迷いました, しばし口笛を吹い, しばし同藩の, しばし名は名, しばし呆れて眺, しばし呆れたる状し, しばし呆れ返る幕が, しばし呆気に取られ, しばし唖然とし, しばし喰い止めていた, しばし囁き合いて終り, しばし四辺を見渡し, しばし国をよく, しばし地上に偲ぶ, しばし堤の若草, しばし堪忍せよその, しばし場内で花矢, しばし夕づく日, しばし外を眺める, しばし夜風が幟, しばし夢ごこちであったが, しばし夢みむ, しばし夢みたのちその, しばし夢みるごときまなざし遠く, しばし夢心地だった程, しばし夢見る如くなりしが怒, しばし大日堂の部落, しばし大権をお, しばし天井を仰い, しばし天候を見よう, しばし太夫の位, しばし女の顔, しばし妙応寺の門, しばし妻の許, しばし宗七のこと, しばし官兵衛の一身, しばし寄席ドーッと感嘆, しばし密談をかわし, しばし寝床に突立, しばし寸断された人間, しばし対座する事, しばし小圓太は, しばし小首を傾け, しばし少年がきょとん, しばし山はにたゆ, しばし山林に一庵, しばし山野へ身, しばし左にたどっ, しばし席を譲っ, しばし帰つたのである, しばし庸三も耳, しばし弁護士と話しこん, しばし引く波が, しばし強烈な色彩, しばし彳んだ儘, しばし往還の便, しばし征清戦争の大, しばし待たせ給はれ, しばし待ちたまへ, しばし待ちたまえといい, しばし後ろの黒煙, しばし御船にあっ, しばし御衣の袂, しばし御覧に入れたてまつれ, しばし微睡みかける時が, しばし徳利のやう, しばし必死と防ぎし, しばし忘れさせて呉れる, しばし忘我の境, しばし思案顔であったが, しばし怺えたが, しばし恍惚とした, しばし恐るべき生命に, しばし悄然としてその, しばし悲しい烙印の, しばし想像にふけらまし, しばし感傷の中, しばし感慨に打ち沈んだ, しばし感慨無量であった, しばし感泣して, しばし慰むめぐり合はん月の, しばし憩ひけるかな, しばし憩わんと入れ, しばし憮然として言葉, しばし我が心安き方, しばし我と語るの, しばし戦っていた, しばし戦機を見, しばし戸の外, しばし手を額, しばし手枕でまどろんだ, しばし打震ひ, しばし拍手は鳴りやまない, しばし持ちこたえていたら, しばし捕物名人がじっと, しばし探り合いの時間, しばし接触しては, しばし控ふる人, しばし措いても瀬戸内, しばし放心の態, しばし放心状態で居た, しばし故ありげ, しばし敵の力量, しばし文句を案じ, しばし旗を巻いた, しばし日輪の荘厳, しばし昆虫をとる, しばし明るくなりしが, しばし星の下, しばし春の風, しばし昨日の夢, しばし時刻はうつろ, しばし晴る, しばし暗さを, しばし暗きままに, しばし暗然としておられた, しばし暗黒寂寞として波濤, しばし曇らん空なながめ, しばし朝廷にとどめおき, しばし木暗に立ち, しばし木の下にやすらひ, しばし本殿に憩わせ, しばし本陣に還る, しばし林の中, しばし栄三郎方と力, しばし案内者を求めえ, しばし梁杭にお, しばし棒だちにな, しばし楽しく過ごそうと, しばし様子を窺っ, しばし樣子見給, しばし止まずために, しばし止みたるに頭上, しばし止めて鐡, しばし止めあらぬ方を, しばし此の日本, しばし歩を留めし, しばし歩行を留めさせ, しばし歴史的の感傷, しばし母上と二郎, しばし気にかかる, しばし気絶して, しばし水かへ, しばし汗をぬぐ, しばし沈吟し, しばし沈思して, しばし泉下から見物, しばし泣き入っていた, しばし泣き暮れていた, しばし注目して, しばし流をとどむべく, しばし流れをとどむべく, しばし流れ去るを打ち, しばし流涕がやまなかった, しばし浮世に生じ置い, しばし混迷の中, しばし温もるのが, しばし漂いそしてあちこち, しばし潜水艇を卵, しばし濁った頭を, しばし無雲の, しばし無念の涙, しばし無理な註文, しばし然るにても立波, しばし煙管を置い, しばし燭に面, しばし爭つた, しばし物想わせられた, しばし猛烈の, しばし猶予せい, しばし現場のアズマヤ, しばし琵琶の湖水, しばし生きてあらめ, しばし畏まっていた, しばし留まらぬ露の, しばし留まりゐ給ひしが, しばし留りてヂュウス, しばし疑心暗鬼のうち, しばし疲れを安め, しばし疲れし身を, しばし病を養っ, しばし真っ蒼で, しばし眺めていた, しばし瞑黙しながら考え, しばし瞳を上げ, しばし瞻りし, しばし社前を拝借, しばし祈りて山, しばし祈念をぞこらしける, しばし突然中止し, しばし立止まつて, しばし立ちとどまりて片手, しばし立ちどまって別れ, しばし立ち止って行灯, しばし立ち返つたかもしれない, しばし立って見, しばし箱根くんだりに島流し, しばし粉雪の風吹, しばし素知らぬ顔を, しばし絶えて弓, しばし絶え行くラザレフの, しばし続けていた, しばし美しい師弟愛の, しばし美術学校の, しばし羽を休むる, しばし老直訴人の, しばし考えこんでいた, しばし耳を傾けし, しばし聚りて, しばし聞き耳を立て, しばし肉の被, しばし肩で大息, しばし腕を組み, しばし腕組み眺める次第, しばし自分の入っ, しばし自若たる面色, しばし船をと, しばし花園に出でよ, しばし荒い息を, しばし荘然と, しばし蓋をする, しばし蔵の中, しばし虚心を吹かせ, しばし虫啼きしきる, しばし行く道も, しばし行けば田隴, しばし衰えた歓声は, しばし袂を返させ, しばし見つめていた, しばし見とれしが気, しばし見とれたる少女は, しばし見まもっていた, しばし見入らずにはいられぬ, しばし見合すべし, しばし見守っていました, しばし見惚れた此地方の, しばし解けぬ疑いに, しばし許せと被る, しばし詞もなかりし, しばし詰と御, しばし話者の面, しばし語なくし, しばし語らぬ人も, しばし語らひし事庄太郎聞知り, しばし語り合おうぞえ, しばし谷間で辨当行李, しばし路傍に横たわっ, しばし躊躇ってゐる, しばし身じろぎもしない, しばし身動きもしなかった, しばし軍を収め, しばし輝かすふくらかに, しばし輿の内, しばし近づく兵馬に, しばし返辞が出なかった, しばし迷つてゐたそこ, しばし退がって休息, しばし途切れて空, しばし途絶えて風雨, しばし郡上街道の真只中, しばし酒臭い大息, しばし里方に留置かるる, しばし野末の假, しばし釘づけに, しばし錨を下ろします, しばし鐘が淵, しばし長らえる気で, しばし長椅子に横たわっ, しばし門の前, しばし門外に涙, しばし開けて, しばし間を置い, しばし閲してまもりびと, しばし闇にちら, しばし陣をひらい, しばし除かれていた, しばし隻手にと, しばし雑談に時, しばし離れて幾月ぶり, しばし雨滴れの, しばし雰囲気を味わわせ, しばし雲と遊ぶ, しばし雲間を洩れい, しばし静思をした, しばし静談しましょう, しばし音なければ, しばし預けてくれい, しばし頭をあげる, しばし額をおさえ, しばし風流陣の苦吟, しばし飛びかふ鳥や, しばし飲へ, しばし首をたれ, しばし香りて消え, しばし馬上に瞑目, しばし高楼の天井, しばし高雅の神, しばし鴎にも似る, しばし黒潮の波, しばし黒甜の郷, しばし黙々とながめて, しばし黙せよ千鳥啼く, しばし黙礼を与え, しばし鼓動をやめ