数字は,青空文庫全作品中での総利用回数です。総索引
~積り 積り~ ~積ん 積ん~ 積極~ 穏~ ~穴 穴~ ~空 空~
空しく~
空中~ 空地~ ~空想 空想~ ~空気 空気~ ~空虚 空虚~ ~空間 空間~
2 てはならない
1 [21件] ていい, ていた, てここ, てこの, てしまった, てただ, てもどっ, て他, て帰っ, て帰来せり, て引上げ, て待たね, て待つ, て徒食, て恩, て故山, て此處, て眺め, て終る, て西洋, て遊び
5 て来た 2 て来る, て行った 1 てきた, てくれれ, て参る, て来ました
2 てしまった, てはては 1 ていつか秋風, ておりました, てしまう, て十八, て又, て行く, て行った, 秋風淅
1 [11件] あとを, 半分は, 名をと, 好風景, 崖間を, 後ろ影を, 敏捷な, 方どもが, 走りくらました, 額面を, 齒を
2 と云う 1 ことであり, しめやかな, とは内, なよ, に従って客観, のみで, よりほか, 人では
4 つて居る 3 びくも 1 つた家の, つた竹刀は
1 あれ重蔵, うたかたと, せじ, まこと, 日を, 歸り, 殘り留る, 舟の, 齢を
2 残酷なる 1 おしゃべり坊主の, ままあらん, 刮目された, 国を, 國に, 家に
1 たり, てやや, 無用と, 申候, 給ひぬ, 角より, 陶器の
2 を束ね 1 に残る, をひいた, を引かなけれ, を拍, を掉
2 てしまった 1 たりした, てしまいました, てしまう, て居る
2 なかった 1 しなかった, 地上に, 帰られぬ, 汝の
2 を費す 1 が流れた, をすごせる, を過ごされる, を過した
2 を焦し, を燃し 1 のうち, を燃やし
1 ことを, という, と同時に, まで掘り返し, 山高帽子半
1 たりしない, ていた, ていられよう, ている, てはいない
1 ている, てしまった, て行った, て跡形, 昭和十三年の
2 戻り次 1 帰りました, 帰るところ, 戻って
2 に 1 に白く, 芸術を通して
1 京都に, 家に, 引き揚げて, 橋上に
1 にこそ, のを, 事に, 気にも
2 揚げる始末 1 取るもの, 揚げるほか
2 をいた 1 なき人々, を費す
1 が経っ, は暮れ, を送っ, を送る
2 ていた 1 ている, てゐた
1 ぎてしまつた, ぐるなから, ぐるの, ぐるもの
1 はすっかり, を見廻した, 見廻わ
1 に水漬く, に終ろう, を出港
1 ことを, ための, ように
2 て夏 1 て今朝
1 ことを, のであろう, 古めかしい箪笥
1 むとするを見, むのみかは, んと
1 のもの, の厄介, の稽古
1 に委する, に玉砕, に落ち
1 の安否, の山, を懐
1 に留まる, の外, へ帰っ
2 のほかは 1 ことに
2 て来た 1 て来る
2 る者 1 ましたが
1 はしばらく, は半兵衛, は赤兎馬
1 てゐた, て見ました, とは殆ど
1 てきた, て来た, て来る
1 ていた, ている, まはつ
1 る, れた, れた新
2 て行った 1 て夜
2 の息 1 の瞬間
1 の立つ, を相, を送っ
3 を待つ
1 ていた, ている, て既に
2 てしまった 1 てしまい
2 を拱い 1 を垂れ
1 ていなけれ, て空しく, まもつた
2 ている 1 ていた
1 て, てしまった, てはならない
1 より郷地播州船坂山, を狩り殺した
1 所で, 辱を
1 に何, を出た
1 夜は, 往來ずり
1 か咲い, ためには
1 てしまふ, てしまふた
1 か, とぞ
1 が過ぎ, の月日
1 の醉, の醉ぶり
1 の笑われ, を恋
1 の手紙, は欧洲行
1 夜は, 年も
1 を失う, を捐
1 と化せ, に突き刺さる
2 名を
1 に古り, を眺め
1 をあきらめる, を抱い
2 開き
1 の名, の影
1 して, し蒿里
1 の中, を下る
1 きた, 来た
1 を費し, を送る
1 かを立番, かを見過し
2 の吉さん
1 ながら対, ながら對
1 もうけて, 明かした
2 だ
1 を呑ん, を寄せ
2 をし
1 げられ, げ捨てる
1 眼付に, 結果にな
1 の首, を待っ
1 のうつる, を移す
1 を送った, を送つた
1 を仰ぐ, を砕い
2 の外
2 を照らし
1 を送る, を過ごし
1 りかねて, り六月頃
1 でいった, で了つて
2 の中
1 慘な, 識の
1 とともに埋められ, と共に埋められ
1 の方, へ引
1 別れの, 語感には
1 ておりました, て彼
1 ていた, ているらしい
1 もはや永久, 三十五日目に
2 て障子
2 ことに
1 たりと謂, て行く
1 は空間, を待ちあぐん
1 を攫んだ, を流れる
1 のみで, ばかりでありました
1 を弄ぶ, を費す
2 を待つ
1 なき歸陣, なく生
1 ては遠く, て実用
1 ことが, ことは
1 に悲慘, の塵
1 つた上の, つては
1 のである, のには
1 から淪落, から眺め
1 にも帰れず, へ帰れましょう
2 を齎
1 を振った, を撫で
1 てその, 來る
空しくあの猿の, 空しくあれば清浄, 空しくいたづらに, 空しくいたずらに楽しみ, 空しくうごいてゐた, 空しくおられようか, 空しくおるうちふと, 空しくおわり僕は, 空しくお待ちして, 空しくお祭の供物, 空しくお立ち帰りになった, 空しくかへるたそがれ, 空しくかけまわったのだった, 空しくがらん洞の景観, 空しくこういう日を, 空しくさし延べた, 空しくさせたまましばらく, 空しくさまよっている, 空しくされたものと, 空しくした甚助は, 空しくしなかつた點など, 空しくしなければならぬ, 空しくしんとした, 空しくすつとこける, 空しくすべてが空しい, 空しくするであろうとの御, 空しくすれば却つて自己, 空しくせざらむこ, 空しくせざるやうに, 空しくせざれわが友, 空しくせし処置に対する, 空しくせぬところに, 空しくせまいと思っ, 空しくせられずにともかく, 空しくそっと引き退け酔うでも, 空しくそむくことも, 空しくたまつた, 空しくだらりと下がっ, 空しくつかいはたしてなん, 空しくつぎ込んだ自分の, 空しくつぶされぐるぐると, 空しくとうとうその町, 空しくとどまることが, 空しくとりあげてはさま, 空しくなかつたことを, 空しくなさんとや, 空しくなしうるものだ, 空しくなめて珍, 空しくなられたのである, 空しくなりたる地を, 空しくなるならば松, 空しくなろうとした, 空しくはじけるように, 空しくはね返るほどのもの, 空しくはるかにほととぎす, 空しくば何の, 空しくひらけて打, 空しくぶらさがつてゐる, 空しくまったく空しく消え, 空しくまもなく眼も, 空しくもがいている, 空しくもつと汚れた, 空しくもとの船室, 空しくもどって来, 空しくもどりかけたがその, 空しくもどるというの, 空しくやなるらん, 空しくゆれている, 空しくわが大勇士川上機関大尉, 空しくわずかに信玄, 空しくわれは咲き, 空しくわれ病床に臥し, 空しくアウリスに止まる, 空しくアカイアの軍勢率, 空しくインド洋の藻屑, 空しくコルサコフを引, 空しくハットン市の在った, 空しくビクともする, 空しくワーワーと湧き立った, 空しく一ト月あまりを過した, 空しく一二三を数え, 空しく一年を過, 空しく一族の血汐, 空しく一時間半を費した, 空しく一月あまりの日, 空しく一箇所に立とう, 空しく一行をやり過し, 空しく一身一家を固守, 空しく万古に存す, 空しく三四台の車, 空しく三尺の蒿下, 空しく三年近き月日, 空しく三往復したこと, 空しく三日通ったあげく, 空しく三百年の業, 空しく下の闇, 空しく下界の活動殆どみな, 空しく不愉快に待つ, 空しく世路を浪々, 空しく世道人心の頽廃, 空しく世間に謳わるる, 空しく並んだ四つの, 空しく中に立った, 空しく中秋の好, 空しく中空にあり, 空しく丹波丹六の英雄的行動, 空しく予の志, 空しく二八の春, 空しく二日の日, 空しく二時間半を費やし, 空しく二月を過ごした, 空しく五年を経, 空しく亡びる自分の, 空しく亡び去るさはれ, 空しく京へ立ち戻っ, 空しく京吉のいる, 空しく人かげを見おくる, 空しく人待顏であつ, 空しく仇にすごす, 空しく仇花と凋ん, 空しく今自分達が, 空しく伝統の圏内, 空しく余れる柿の, 空しく俗骨をし, 空しく傳通院畔に飛ぶ, 空しく働かせ享受者を, 空しく元の所, 空しく先刻の手紙, 空しく光らせてゐた, 空しく光陰の過ぎる, 空しく児女の啼, 空しく兩の足とも, 空しく其辺をさ迷う, 空しく写つてゐるその間, 空しく冷い風, 空しく冷えたまま眠っ, 空しく冷え冷えした秋, 空しく冷たい自分の, 空しく凧の製作, 空しく出来たろうかと船司, 空しく刀環の約, 空しく切ない思ひである, 空しく別れてしまう, 空しく別れたばかりの蜂須賀彦右衛門, 空しく力なく彷徨, 空しく力瘤を入れ, 空しく努力しました, 空しく勅使を返した, 空しく動いてゐる, 空しく動けるは死, 空しく北へ降りる, 空しく十悪の風, 空しく十日たって, 空しく危欄に倚, 空しく厨房からつ, 空しく取り散らされた多くの, 空しく取り逃がしてしまった, 空しく口を開い, 空しく各自の気, 空しく向脛をば, 空しく君を望み見, 空しく吹いている, 空しく吾等は凍り果て, 空しく呑む涙の, 空しく味気なく眺めながら, 空しく唇をわななかせ, 空しく唯に過, 空しく四辺を照らし, 空しく回っては惆悵怏々, 空しく図画と解説, 空しく国へ引返す, 空しく地上を転, 空しく地下に埋もれしめる, 空しく地中に吸い込まれ, 空しく地平線下に沈みうせぬる, 空しく坐して祈り, 空しく埋れ果てたのは, 空しく堂守をし, 空しく堪へきれぬ吐息を, 空しく墓中に眠り, 空しく壇の浦, 空しく外に洩し, 空しく外れてしまい, 空しく夜と昼, 空しく夜長の寂し, 空しく大事なお, 空しく大兵大船をとどめ, 空しく大川の堤, 空しく天井をながめ, 空しく天明らかに氣象清澄, 空しく夫人の車, 空しく失った生涯を, 空しく失われた償いがたい生涯, 空しく失敗に陥り, 空しく失望して, 空しく失笑するのみ, 空しく奇兵隊の紀念地, 空しく委員会に握り, 空しく委員會に握り, 空しく守りながら陣小屋, 空しく宗教の談理, 空しく実に空しく待っ, 空しく客礼ばかりほどこし, 空しく室の中, 空しく寂しい心は, 空しく富士川の水禽, 空しく寶屋の店, 空しく尋ねて歩い, 空しく尋ねあぐねてきた, 空しく尋ね歩いた後に, 空しく小松谷の, 空しく小屋へ帰らなけれ, 空しく屈してゐた, 空しく屍を曝す, 空しく山野に鳥獣, 空しく山間に終っ, 空しく岸を離れ去る, 空しく崩れてしまった, 空しく川長を飛び出し, 空しく工夫部屋まで引返した, 空しく巨億の財産, 空しく帰されてしまいました, 空しく帰すは如何にも, 空しく帰らじと決心, 空しく帰りかねて残つた者, 空しく帰宅す, 空しく帰路を求め, 空しく常陸国へ志した, 空しく干し柿は見過ごし, 空しく年を腐らせた, 空しく座敷までも明屋, 空しく庭中の石燈籠, 空しく廣がつて, 空しく引きとめて, 空しく引きかえして来る, 空しく引き揚げてきた, 空しく引き返して戻っ, 空しく引き返したのであった, 空しく引取って了, 空しく引戻されて, 空しく引返して来る, 空しく引退るに, 空しく影も見ず, 空しく彷徨い歩いていた, 空しく征地の鬼, 空しく征矢は貫いた, 空しく待たされて居りまする, 空しく待たれているらしかった, 空しく待ったでしょうか, 空しく待受けたあとで, 空しく待構へて居たらしい, 空しく後退するの, 空しく徒食して, 空しく御手許不如意なるにもか, 空しく忘れ其の用, 空しく念を押し, 空しく思いを惹かせられた, 空しく思い返すのである, 空しく思ふ羊叔子, 空しく思われてきた, 空しく思案を傾け, 空しく怨みに咽ん, 空しく恩賞の不, 空しく悲むべき, 空しく悶えいると一霄夢, 空しく惨敗を喫する, 空しく意図の数々, 空しく慌て空しく悲むべ, 空しく慷慨悲憤して, 空しく憧れながらも彼, 空しく懸れる一室は, 空しく懸想したステラ, 空しく成ぬるを, 空しく成けるほどにいつしか, 空しく成る程一切の, 空しく成るべきを思ひ, 空しく成都へ帰る, 空しく戦わずにいる, 空しく戰鬪に又, 空しく戻つて来る, 空しく戻るはずも, 空しく手探り求めるばかり, 空しく打つて事, 空しく抗する事は, 空しく抜ける春風の, 空しく押し戻されるよりほか, 空しく押入の奧, 空しく押入れにしまった, 空しく拳固を拵える, 空しく指して無念, 空しく挫折した石橋弥七郎氏, 空しく捕われて獄中, 空しく探しあぐねて帰っ, 空しく探しあぐねるときただ, 空しく探したあげく検挙された, 空しく探し廻っている, 空しく探し歩いている, 空しく探し求めている, 空しく探索した後, 空しく推移したの, 空しく放還するは是, 空しく故國の, 空しく故山に帰らしめ, 空しく故郷に引込ん, 空しく敗滅の恥, 空しく散りにし, 空しく散る花を, 空しく数十年を過し, 空しく敷きっ放しに, 空しく數時間待たねば, 空しく明くるみづ色の朝, 空しく明けておく, 空しく春の床, 空しく暗夜に一つ, 空しく暗黒なる廊, 空しく暮去れば, 空しく暮れるよろこびの小径, 空しく曠日未だ華盛頓府, 空しく曲亭の浄几, 空しく更けて往く, 空しく月明かに仰い, 空しく有耶無耶とし, 空しく望む阿母の, 空しく朝からずっと, 空しく木屋町へ戻る, 空しく木精に響いた, 空しく本船へ漕ぎ戻る, 空しく朽ちて湯, 空しく朽ち果ててしまう, 空しく杉の板葺, 空しく材能を抱い, 空しく東の空, 空しく東京を引, 空しく東国の莽蒼, 空しく東西の古文書, 空しく果てはひどい寂寥, 空しく枯れてしまうであろう, 空しく桑名の城下, 空しく棄てむ君ならじ, 空しく棄てねばならぬ, 空しく楽隠居たる生活, 空しく槽櫪の下, 空しく横たはつ, 空しく横たわっている, 空しく樹頭に在り, 空しく橋を渡し, 空しく檣から降り, 空しく欧米人をし, 空しく歎きて, 空しく止まらんよりはイタリア, 空しく止んで了, 空しく此世を終るべきであろう, 空しく此孤島に朽果てん, 空しく武蔵が磯, 空しく歩きまわっていた, 空しく歩き廻った私は, 空しく歸らんは何ら, 空しく死ぬよりまだ, 空しく死ねと計ら, 空しく死んだ祖先の, 空しく死体となつ, 空しく死屍となっ, 空しく残ってい, 空しく残らん今や余, 空しく残りて西八条, 空しく殘されて, 空しく毀たれたる性格の, 空しく気を揉む, 空しく水と岸, 空しく水中へ落ち, 空しく水面に浮上つて, 空しく沙上の髑髏, 空しく河上を徘徊, 空しく波上に漾つて, 空しく泥土に委す, 空しく注がれるばかりであった, 空しく泳いでいた, 空しく流れ失せぬ心多き, 空しく流血するばかり, 空しく浴びながら何もかも, 空しく海峽の藻屑, 空しく海底に葬られね, 空しく海底のもくず, 空しく消ゆるかな, 空しく消え失せてゆく, 空しく消散せざるに, 空しく涸れて鰻跡, 空しく涸渇して, 空しく淵に潜むで, 空しく渭水の陣, 空しく渺茫たる海中, 空しく渾沌としていっぱい, 空しく湖水を眺める, 空しく湯治を致し, 空しく溜息をつい, 空しく滿足して, 空しく漂泊うばかり, 空しく漢にまで聞こえないであろう, 空しく潮流のまま, 空しく澄み透つてゐ, 空しく灰燼に帰し, 空しく無明の酒, 空しく無用の努力, 空しく然も極めて, 空しく焼けて地, 空しく焼け死にはしなかった, 空しく熊本を立っ, 空しく牢獄に囚, 空しく物をおも, 空しく犠牲にする, 空しく犬馬の年, 空しく狂人の囈語, 空しく狂炎の鬼, 空しく獄裏に呻吟, 空しく獄裡の骨, 空しく生きていた, 空しく生きた月日でございました, 空しく生命を失った, 空しく生活は空しく, 空しく甲山へ引, 空しく甲斐と越後, 空しく當年繁昌の跡, 空しく疲れるばかりで, 空しく痴魚の欺かる, 空しく発せず発せば必ず, 空しく白蟻を肥やし, 空しく白骨になっ, 空しく百姓家の門口, 空しく百日紅の枝, 空しく皆道に迷っ, 空しく盡す樣, 空しく目睹するに, 空しく看過して, 空しく真一の, 空しく真理を探求, 空しく眠っている, 空しく眺めている, 空しく眺めるやうな, 空しく眺めんや, 空しく石となった, 空しく磯山の陰, 空しく神経衰弱に罷つ, 空しく禅師のお, 空しく秀子の姿, 空しく私は悠久, 空しく秋にあれ, 空しく空を突きあげ, 空しく空いている, 空しく空気をつかんだ, 空しく空虚な敵陣, 空しく空間を掴ん, 空しく空閨を守り, 空しく突離されるだけ, 空しく窒死しただろう, 空しく窓下に戻つ, 空しく窮乏の中, 空しく立ち止まらなければならなかつた, 空しく立ち退くほかは, 空しく立つてゐた, 空しく竹の皮, 空しく筆を動かさう, 空しく籠り暮す事は, 空しく粉挽屋の主人, 空しく紙筆のつひ, 空しく終える気には, 空しく終りけりというわけ, 空しく経文を誦し, 空しく經つて, 空しく置いてある, 空しく美にし, 空しく老いた身を, 空しく老身を歎ず, 空しく考えたとて詮, 空しく聖母の膝下, 空しく聳ゆる處, 空しく脾肉を歎, 空しく腐っていた, 空しく腐らじとする, 空しく自暴自棄の胸, 空しく自滅せしめる, 空しく自身の品格, 空しく若き友忠利を, 空しく草木の根, 空しく荒廃に委, 空しく荒野を駆けめぐる, 空しく落ちていたずら, 空しく葬つてゐなけれ, 空しく葬り去られようとしてゐる, 空しく蒼渺たる大, 空しく蓬蒿の下, 空しく薄埃を, 空しく薄暗い土間へ, 空しく藏つた儘になつて, 空しく虐殺せしめたり, 空しく蛮地の鬼, 空しく蠹魚の奴, 空しく血を吐い, 空しく行く人の, 空しく行李の中, 空しく街道を見下し, 空しく西洋の幻像, 空しく西班牙を立ち去らなけれ, 空しく西蔵の周辺, 空しく見え自分だけの, 空しく見せてその, 空しく見送ったばかりで, 空しく見送らねばならぬ, 空しく視線を落とせる, 空しく覗いている, 空しく親を思う, 空しく言下に首, 空しく詩を賦す, 空しく誇り曰ふ, 空しく論議的の虚影, 空しく豫定の期日, 空しく貧弱に過し, 空しく貸間に帰, 空しく費やすのみだった, 空しく資本を失う, 空しく赤い線青い, 空しく赤らみたり, 空しく赤土ありて, 空しく走ったのみで, 空しく足の痛み, 空しく転つてゐた鉄鉢, 空しく迎えのランチ, 空しく返事を待つた, 空しく迷う塔婆の, 空しく退いたのを, 空しく退出した, 空しく送っている, 空しく逃げ降りてくる, 空しく途方にくれ, 空しく通過すること, 空しく進んで空しく, 空しく進退を失った, 空しく逸してしまった, 空しく逸楽に耽った, 空しく遊び居るべきに, 空しく過ぎしなり, 空しく過ぎしなれどいよいよ, 空しく過ぎ去ってしまった, 空しく過ぎ去るに止まっ, 空しく過ごすことが, 空しく過されてた, 空しく過すことは, 空しく過すべきやといいけるに女史, 空しく道をもどった, 空しく道場へ立, 空しく違えては宗易, 空しく遠くから見, 空しく遥かの処, 空しく遺つて居る, 空しく還すはつれ無し, 空しく還って先ず, 空しく酔ふて帰路, 空しく里に帰り, 空しく金剛力を絞り尽す, 空しく金銭を浪費, 空しく鋲打の門, 空しく鎖したる扉を, 空しく鎖す葛西の, 空しく鐵幹に先鞭, 空しく長蛇を逸し, 空しく門は過, 空しく門前を行きつ戻りつし, 空しく閃光の輪, 空しく開いた入口の, 空しく開けども明, 空しく陳倉の一城, 空しく陶酔して, 空しく雌伏して, 空しく雨の夜, 空しく雨露の爲, 空しく霧の中, 空しく青春の時, 空しく静座すれば, 空しく鞭を遊ばせ, 空しく領巾ふりけむとかきくるる, 空しく頼りない感じ, 空しく顔前にうち, 空しく顫へる, 空しく風雨にさらし置く, 空しく飛ばざりきデーモコオーン, 空しく飛ばざるを見よ, 空しく飛び去れば, 空しく飛び散るから不思議, 空しく飛んだけれども, 空しく飛散せしめて, 空しく飜つて哀涙袂を沾, 空しく馬に乗せられ, 空しく駒を返した, 空しく騒ぎ立つ波に, 空しく骨折っている, 空しく骸となっ, 空しく高い虚空へ, 空しく魏船はそれ, 空しく鳳仙花の傍, 空しく鳴きかへり, 空しく鳴る意味の, 空しく黄昏の近づく, 空しく黒血川の向う岸, 空しく齡を取つ